部下に指示を出すと「はい」と返事をしてきますよね。
それを聞いて「よしっ」と安心する上司の方は多いはず。
それなのに2、3週間すると思ったように進んでいない仕事の状況に、「この前言ったよね!」となる事もあるのではないでしょうか。
なぜこんな事が起こるのでしょうか。
上司と部下の「はい」の解釈が同じではない、という事です。
部下の「はい」にはいろいろな種類がある事を思い出してください。
今は上司である皆さんも部下だった時に、「はい」と返事しながら、いろいろな思いが心の中に渦巻いていたはず。
「わかりました!期日までに期待されている状態に仕事を仕上げます!」から「はいはい、やればいいんでしょう」もしくは「はい、まあ聞くだけ聞いておきますが、やるかどうかはまだはっきり決めていません」まで、まあバラエティ豊か(笑)。
ですから「はい」の返事を聞いて安心するのはちょっと早いかもしれません。
ではこのミスマッチを回避するにはどうしたら良いのでしょう?
部下の「はい」が聞こえたら、ぜひ「じゃあこの件を、どんなプロセスでこの仕事に取り組もうと思っているか、あなたなりの考えを聞かせてくれる?」と聞いてみましょう。
具体的なアクションや時間配分などを聞けば、どれくらい納得しているか、どんな行動を取るべきかがわかっているか、が確認できます。
そこにズレがあれば、追加で説明したり、成功例を見せたりする事ができ、互いのストレスが減ります。
「じゃあよろしく」という前のワンアクションをお忘れなく!
Comments