ご縁があって、人事管理のプラットフォームの仕組みを説明してもらう機会をいただきました。
組織のメンバーを人事考課での評価だけではなく、入社時の適性検査、通勤の利便性、人件費などなど、組織のあちこちにバラバラに保存されているデータを全部集約して、人材の特性を多角的に見る事ができる、とても興味深いシステムでした。
マーケティングのプロの方が実際のシステムをデモンストレーションしてくださったのですが、コレは面白いですね!と興奮する私に対して「これを使って、本来人事の方がやるべき仕事に集中してほしいんです。」とのコメントに、ちょっと考え込んでしまいました。
本来やるべき事ってなんだろう?と。
私も長年所属していた人事部には、毎日毎日いろいろな問題課題トラブルが持ち込まれていました。
人事部の仲間は毎日小さい問題を解消する事に奔走している。
一つが解決したら次がまた来る。
ちょっと意地悪な見方をすると、トラブルシューティングが仕事になっているようにも見えました。
私たちはついつい「もっと時間ができたら」「もっと人員が増えたら」「もっと予算があったら」と言いながら本来やるべき事を後回しにしたり、諦めたりしているうちに、本来やりたかっ事を忘れてしまっているのではないでしょうか。
「マネージャーの仕事はトラブルシューティング」とはよく聞く言葉ではありますが、時には現状はちょっと脇に置いて、まっさらな紙に「本当にやりたい事」をどんどん書き出していく事も重要です。
そのリストの中に、忘れていたあなたのやる気スイッチが埋もれているはず。
前述の人事管理のプラットフォーム、導入されると仕事がなくなる!と青ざめる人事部もあるんじゃないかなあと思いながら、私自身の本来やりたい事を改めて考えさせられた時間でした・・・。
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