ひょんなきっかけで日本舞踊のお家元をやっている方に会いました。
長年研鑽を続けて、今はものすごく多くのお弟子さんを率いている素敵な女性。
とにかく踊りが大好き、元の家元が大好きで続けていたらたどり着いたトップの座。
興味ありますね、どんな毎日を過していらっしゃるのか。
お弟子さんのお稽古などで忙しい中で、とても大事にしている事が、他の流派の家元のところへの定期的なお稽古。
え?もうトップなので、お稽古なんてしないんじゃない?
もう教わることなんかないんじゃないですか?
なぜ今さらお稽古を?
いえいえ、ちょっとした目線や手の動きの微妙なところを指摘されるんです。
今でも学ぶ事があるんです、とのこと。
トップに立ったからといって、そこが終点ではないんですよね。
リーダーになる、マネージャーになる。
そこで終わりではなく、そのポジションでも成長を続けならなくてならない。
そのためには自分で学ぶ場を求めにいく必要があるかもしれませんね。
教えを乞える相手、メンターと言われる人を見つけましょう。
仕事の人間関係でなくても構わない。
「他の流派の家元」のように、ちょっと他の場所にいる人でも良いですよね。
迷った時、悩んだ時にちょっとチクッと痛い事を言ってくれる人、そんな人がいくつになってもほしいですね。

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