社内トレーナーさんの研修の様子を見せていただきました。
参加者とトレーナーの、心理的な距離がとても近い。
お互い長い付き合いなので、仕事上の環境や得意なこともわかっている関係が、見ているだけでも分かりました。
悪くはないのですが、学びの場としては何か違和感があるんですよね。
何だろうなあと考えながら観察して、気づいたことがありました。
トレーナーさんが全ての答えを与えようとしている。
その様子が、とても母性の強い人が子供を守ろうとしているかのようにも見えました。
疑問や不明点を解消させることがトレーニングの目的です。
ですが、答えをトレーナーがどんどん渡す必要はありません。
自分の疑問や不明点は、自力で探しに行く。
そんな場作りがトレーナーの役割のはずです。
そんな指摘をしたところ、それは企業カルチャーから来ているのではないかという意見が、トレーナーさん達から出ました。
相手に良かれと思って、あれこれ手取り足取り教えるカルチャー。
これを、自分から答えを探しに行くようなカルチャーに変える。
トレーニングのアプローチ方法を変えることが、社内カルチャーにジワッと影響を与えることを目指して取り組もうということになりました。
楽しみです!

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