数名の部下を率いるチームリーダーの方で、同じ事を言う2人の方に立て続けに会いました。
「部下と一緒に仕事をしている事が一番重要なので、大きな会議なんかに呼ばれるのがイヤなんです!」
なるほどね。
このお二人、それぞれの会社の中でも優秀な方達なので、何かにつけて本社に呼ばれる、大きな会議に呼ばれる、全社に対してプレゼンテーションする場が用意されている。
でも呼ばれるたびにイヤだイヤだなんですって。
そんな会議に参加するよりも、部下と一緒に仕事をしている時間の方がずっと重要。
別に自分の上に対してアピールしたい訳でも無いので、そんな時間がもったいないとしか思えない、とか。
お二人を会議に招集している人事部長や社長は、優秀なリーダーが全体にいい影響を与えてくれることを期待しているんですけどね。
会議に参加する中間管理職として、大事な部下がより多くの重要な情報に触れられるように、情報収集の場として捉えてはどうですか?とお伝えしました。
管理職しか出られない会議では、様々な重要な話が飛び交っています。
社内の情報だけではなく、競合企業の話や世の中の大きなトレンドなども含めて、いろいろな気づきや学びもあるでしょう。
出席者にとっては当たり前のことかもしれませんが、部下にとっては初めて聞く情報もあるでしょう。
そういう新しい情報を収集するという目線で会議に出てみると、参加する意義が少し変わるのではないでしょうか?というお話をしました。
仕事のあり方や会議のあり方が大きく変わる今の時代、ミーティングの頻度が変わるかもしれません。
でもその場にいる管理職の役割は変わらないはず。
会社と部下の間に立って、情報の橋渡しをするスキルを磨きましょう。
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