リーダー研修が終わった後で、一人の参加者の方から「自分の今日のパフォーマンスに対して、辛口のコメントください」と言われました。
ロールプレイやデモンストレーションがたくさんある研修だったので、その度にフィードバックはしていたのですが、もっとガツンと聞きたいとのリクエストでした。
多分数年前までの私だったら「よしよし」と腕まくりしながら、「そもそもあんな後ろの席に座ること自体、どうかと思いますねー」くらいの事を言っていたかも。
もちろんそんな事は言いませんよー。
本当に(笑)。
既にしたフィードバックをもう少し詳しく解説して終わり。
そのあとはその方の体験や不明に思っている事をたくさん聞きました。
(結局ちょっと自信がなくて・・・という事だったんですけどね)
「フィードバックをお願いします!」この言葉、結構キケンですね。
求められてるんだもん、じゃあガツンと行っちゃいますよー、とスイッチが入ったら最後、相手の表情なんて全く見えずに、気づいた事を全部言ってします。
だって「相手のためだから」。
コレ、イメージとしては激辛料理を無理やり食べさせている状態かも。
辛いという事以外、旨味とか素材の風味なんて全く入ってこない。
激辛フィードバックをされると打たれすぎて悲しいツラいという思いしか浮かばないので、フィードバックに込められた改善点が全く入ってこない。
目指したいのはハッとさせられる程よいフィードバック=ピリッとスパイシー、みたいなイメージでしょうか。
この加減、難しいですね。
私の感覚では、喋っているうちに自分がハイになってきたら「激辛モード」ですね。
辛いものも、ある地点を過ぎるとなんだか分からないハイになりますよね。
あそこまで行ったら、ダメ。
言葉を選んで、相手の反応を見ることができるくらいのうちに終了するのが良さそうです。
「激辛フィードバック」の誘惑、うまく回避したいですねー。
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