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デジタル時代のボディーランゲージその2

就活真っ最中の現役大学生くんと話す機会がありました。

そう、オンライン面接世代です。

私には全く想像もつかない世界ですが、学生側の苦労もかなりのようです。

その時に出て来た学生くんのコメントが、ATDのErica Dhawan氏の「Digital Body Language」のコンテンツそのものでした。



繋がっている時間を大切にする


面接時間が始まっても、面接官がオンライン上に入ってこないので、学生くんはものすごい緊張と混乱の中で待たされる。

しかも遅れて入って来た面接官からは、説明も待たせたことへの謝罪もない。


対面での面接の場合であれば、サポートスタッフが「ちょっと長引いているようですね」とか「もうすぐですので、このままで待っていてくださいね」と声をかけてフォローしてくれるので、この混乱はないでしょう。

でもオンライン上で一人で待たされていると、このアクセス先で良かったのか?もし間違っていたら、もうそれだけで不採用なのではないか??と想像を絶するプレッシャーで待っているしかない。

しかももう一度アクセスし直したりしたら、その数秒の間に面接官が入って来てしまうかもと考えると、何もできずにひたすら待つしかない。

恐ろしい・・・。


今ではデジタルで繋がる時間はとても貴重です。

時間通りに始まることが、今まで以上に重要なことは面接を受ける学生さんの気持ちになればよくわかりますよね。

そしてもう一つ、時間通りに終わる。

対面のミーティングであれば、次のミーティングが迫っている人はPCやファイルを片付け始めることで「次がありますからアピール」ができますが、PCの画面からはそれが伝わりません。

始まる時間終わる時間を厳守する、こんな基本的な事が今まで以上に重要です。





「ノンバーバルで伝えられない」事を前提に


またまた面接の話。

学生くんに「圧迫面接されたんだよ」と言われました。

まあ元人事部にいた私には質問の意図がわかる内容なのですが、学生には圧迫面接としか受け取られない。

ある意味ちょっとしたユーモアのつもりだったのかもしれませんが、ジェスチャーや面接官が醸し出す全身から現れるであろうちょっとした洒脱感が、小さな画面からは伝わりにくい。

ましてや面接官と学生は初対面です。

余計わからないですよね。


ちょっとしたうなづきや、目の表情、前のめりに座り直す、うなづくなどで伝わる感情表現が、デジタルの環境ではなくなるもしくは減ります。

それを前提に、言葉で補う事が重要です。

感謝しているなら「本当に助かっているよ」「また次回もこんな風にやってもらえるとありがたい」。

困惑しているなら「よく分からないので、確認させて欲しい」「お互いの理解をはっきりさせたいのであえて聞きたい」。

笑顔や首をかしげるだけで伝わった感情は、言葉にあえて乗せましょう。

そうしないと学生くんのように、間違った方向で受け取られてしまいます。


デジタルな時代なので全く違う事をしなくては!と言うよりは今まで以上にコミュニケーションのスキルをブラッシュアップするということのようですね。

また続きを書きます。

キミって本当に素晴らしいね!!って気持ち伝わってる??


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